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2014年9月 1日 (月)

9月1日

9月1日。私にとって、忘れることのできない日であります。

6年前に、前任者の引退表明にともない、私は衆議院議員に立候補しました。

その頃は、まったくの逆風で、

自民党には、いささかも勝ち目がない状況でした。しかし、頑張ればなんとかなる。

そんな思いで、それから10か月間、選挙活動に没頭しました。

今考えれば、私には見えていなかったことが沢山あったようです。

そして、翌年の8月31日、投票日、

開票後、まもなく敗戦が決まり、

敗戦の挨拶をする私の傍らで、泣き崩れる妻の姿が、いまだに脳裏に焼き付いています。

なぜ負けたのか?を考える余裕もありませんでしたし、

負けてふさぎ込むこともありませんでした。

しかし、これまでお世話になった方々に、お礼だけはしておかなければ、という思いで、

街頭に立ったのが、敗戦翌日の9月1日です。

それから、1か月は、毎日街頭に、朝7時に立ち、行き交う車に向けて、

「ありがとうございました。」  「お世話になりました。」 「お仕事頑張ってください。」と

声を出して、挨拶していました。

悔しいからではなくて、まして悲しいわけでもなくて、みじめなわけでもないのですが、

涙が流れてなりませんでした。

そのうち、交差点の向こうから、泣きながら自転車で駆け寄ってくるご婦人が、、、。

黙って、私の横に立ち、一緒に礼をしてくれる人、

その日からの、私は、

多くの方の、情にふれながら、

そして、その情をいただけたからこそ、気持ちも折れずに続けることができたのだと思います。

ですから、

5年前から、9月1日は、私の政治家としての、大きな門出、

再出発の記念日なのです。

感謝

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