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2013年4月 8日 (月)

第一回原子力調査特別委員会

今日は、9:30から17:00過ぎまで、原子力問題調査特別委員会の初会合が開かれました。

9人の参考人を招致しての委員会です。

元東京電力福島原子力発電所事故調査委員会のメンバー全員が出席していただいていました。

黒川委員長やノーベル賞受賞の田中耕一氏、

国会事故調の報告書を作成したメンバーです。

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しかし、その後、事故調の提言に対する政府としての対応は全くありませんでした。民主党政権から自民党に、政権が移り、今回、再度の事故調にたいする、対応をすすめるために、特別委員会が設置されました。

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事故調の内容を見れば、前政権がその対応をしなかったことは、理解できます。

まさしく人災であると断言しているのです。また、その時の政府に対する緊急対応の問題や被害拡大の要因に関する責任など、

当時の内閣の無能さがあらわとなっています。

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この、事故調の後ろのところに、「提言の実現に向けて」という章があり、そこに

「この提言の実現に向けた第一歩を踏み出すことは、この事故によって、日本が失った世界からの信用を取り戻し、国家に対する国民の信頼を回復するための必要条件であると確信する。」

と書かれています。また、

「福島原発事故はまだ終わっていない。被災された方々の将来もまだ見えない。国民の目から見た新しい安全対策が今、強く求められている。これは委員会の委員一同の一致した強い願いである。」

と結んでありました。

この特別委員会の大きな使命を感じた一日でした。

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