手順の違いが
進め方の違いというか、その手順が違っただけで、すべてが泡となるということは、多くあります。
また、手順が違っただけで、自分が窮地に追い込まれるということもあります。
現在の日本が直面している政治の状況がまさにそうではないでしょうか?!
消費税の増税が議論されてます。
私たちも消費税の増税はいたしかたなし、という気持ちは十分持っています。
だからといって、今の状況で、それを実施してしまうと、瞬く間に、日本全体が窮地に陥ってしまうような気がしてなりません。
1998年の橋本政権の時に、消費税を3%から5%に増税した結果、日本経済はいまだにデフレから脱出していません。
その後の施策にも問題はあったのでしょうが、10年以上にわたる長きに、その状態を脱することが出来ずに推移している国は、世界でも唯一日本だけであります。
リーマンショックによる世界同時不況の時には、各国が懸命に内需拡大に取り組みました。
景気浮揚策が優先された結果、早い時期に不況を脱していったわけですが、
日本だけは、デフレの状況からは脱することはできていないのです。
人口減少社会によるものなのかどうかの議論は後にして、
今回で言えば、初期的には財政出動など、デフレギャップを埋めることが初期的には必要なのではないでしょうか?!
それをせずに、唐突に、景気動向が上向いているという判断で、増税すると、たちまち、さらなるデフレ不況が、私達を襲います。
しかも、社会保障と税の一体改革と言っているのに、社会保障の姿さえ見えてこない。
実際に、今の政府のいうとり「最低保証年金」を実施すれば、たちまち財源不足で、しかも消費税の増税も10%どころではなく、17%以上にしなければならないことを、わかっているのに、それを国民には伝えず、
今では、消費税の増税が目的になってしまっている!!
このゆゆしき政治状況を打破しなければならないと考えています。
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コメント
私も白石さんの主張に賛成します。消費税値上げに反対なのではない。その前にやるべきことを行い、一種のケジメが必要と国民が考えていると思います。
投稿: 洙田靖夫 | 2012年4月23日 (月) 15時03分