何もない!
飛行機の時間まで若干あったので、福島県との県境付近、とくに山本町を見ておこうと出かけました。
それまでは、被災した民家なども、そこここと見かけたのに、山本町にはいると、何も目えないのです。
県境付近は一般車両進入禁止になっており、原発の関係もあるのでしょうが、
そこを越えてゆくと、道自体が吹き飛んでいました。下の写真のように、護岸もず~~~っと飛んでしまってありません。
民家の跡さえもない広いところに、ポツンと山本町立浜中小学校が残っていました。
2階の窓の割れようや、体育館の天井が落ちてしまっているところを見ると、津波の高さがうかがえます。
これまで、さまざまな被災地を視察に行きました。その地域によって被災のスタイルが違っていることは理解できますが、
この、山本町のように、民家の痕跡さえも見当たらないほど、
津波の巨大さというよりも、津波の暴速による破壊力のようなものを感じたのはここです。
ほんとうに、この地域は、人が戻ってこれるのでしょうか?!
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