新潟駅前
雨がしとしと降る、結構寒い駅前に、子供が数人、
私が歩いていると、一人はパネルを持って、一人は募金箱を持って、駆け寄ってきました。
あっ!!東日本大震災の募金活動だな、と思いその子を見ると、
一生懸命、何かを言おうとしてるのだけど、言葉がうまく言えないみたいで、、、。
女の子の方が、「本を送ってあげたいんです。」と、
「わかったよ!募金するね!!」と募金箱にお金を入れると、
片方の男の子が「僕達で作ったお米なんです。食べてください!!」と、写真のお米を手渡してくれました。
今でも、手渡してくれる時の、その子供の、まなざしが目に浮かびます。
そのお米の袋には、「本気の光米」生産者、新潟県十日町市立吉田小学校5年生18名、
と書かれていました。
寒空の中、見ず知らずの人に自分達の作ったお米を、渡すこの子達の気持ちが伝わってくるのでした。
その後、東京を経由して、新居浜へ帰って
もう一度、そのお米の袋を、しみじみと手にとって見ています。
お米を眺めているだけで、
子供達の一生懸命な農作業の姿や、出来上がった時のみんなの笑顔が浮かんできます。
国益をどうのこうの、とかいう議論を政治家はやっています。
ほんとうの国益とは、この子供達の「心」を守ってゆくことが、真の国益につながるのではないでしょうか?!
日本のかけがいのない文化や伝統を、さらには古くから脈々と受け継いできた「日本の精神」大和魂を守ってゆくことが日本の、真の国益を守ることになるのではないでしょうか?!
米はまさに、日本の文化です。そこには、作ってくれた人への感謝の気持ちがあるのです。
私達が、次の世代へ残すべきものは何なのかを考えれば、国益とはなんぞや?という議論の行き着くところが見えてくるのではないでしょうか?!
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