人事の妙、政策は?
今日、野田内閣が発足するわけですが、
これまでの、彼の動きを見ていても、人事に関して言えば、実にバランスのとれた組閣を行うことと、思われます。
また、決定の手順も、早急に動かしたい復興大臣を先に、決めるなど人事の妙が、うかがえます。
さらには、報道では党首会談となっていますが、いわゆる表敬訪問で、今後の姿勢を伝えるところは、なかなかの戦略家と評価できると思います。
次に期待するのは、やはり、所信でどれだけ踏み込んで語ってもらえるか?ですね。
復興、原発問題は当然ですが、民主党内でコンセンサスが取れていない、マニフェストの変更や、
菅内閣では、まったくだめであった、外交問題、
これまで携わってきている、財政再建や円高の問題
社会保険の改革、etc
それにあわせて、政権交代を果たした民主党の大方針を変換し、党主導に舵を切ったところを踏まえて、
これまでの2年間の政権運営についての総括を行っていただきたいものです。
私の個人的な感覚で言えば、バランス感覚にすぐれた野田総理の組閣は、玉石混合のようなもので、
それが、「さざれ石」のような強固な団結を生むのかどうかが、今後注目するところです。
野田総理の求める与野党間での、議論は、現在の政治にとって、求められるていることではありますが、
民主党内部からは反発もあると思われます。
野田総理の求めるバランス感覚と政治姿勢は、大きな動きとなって、地殻変動を起こすかのように政界再編へと、政局が動いてゆくような気がしてなりません。
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