先哲の格言
後藤田先生の5訓
(1)省益を忘れ、国益を思え
(2)悪きことから率先して報告せよ
(3)勇気を持って意見具申せよ
(4)自分の仕事でないと言う勿れ
(5)決定が下ったら従い、命令は遂行する
テレビで言っておられたのを、家内が書き写してくれていたもので、
現代の社会に必要な基本的なものだと思えますが、それが、なかなかできていない。
しかも、顕著に現われているのが、政治の場ですから、いかんともしがたいところですね。
そんな、話をしながらテレビを見ていると、丁度、民主党の桜内氏だったと思いますが、出演してて、
その中で、「私は財務省の方の担当ですから、厚生労働省の方には、言っているんですが、、、。」とか、
「菅総理には、その話はしたんですが、、、。」と話していました。
非常にまじめそうで、物事にも真摯に取り組んでいる感じの政治家の方ですが、
話をしているということだけで、その先の、自分がどこまでやるのかには、自分自身でも言及しない。
私には、今の民主党の机上の空論のみ語り続ける姿が、重なって見えました。
話してもだめだから、私はここまでは行動したとか、
私は、この部分では、ここまでは責任をとるつもりだ、というような、自分の取り組みを語れる政治家になってもらいたいと思います。
復興に関しても、それぞれの省庁の担当範囲で抱えている問題が、たくさんあるでしょう!?
その問題を、すべて出し切って、
それを、一つのテーブルで議論し、国の方針を決定する作業が、行われていないのではないでしょうか?
国会議員まで、自分の担当の立場から、他の省には話しているのですが、というレベルで終わらしては、
今の、喫緊の課題に対処などできません。
今こそ、野田総理が言った、全員野球が必要なのでしょう!!
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
後藤田正晴先生の五訓のテレビを見ました。危機管理のスペシャリストが言われた先生の言葉は非常に重みのあるものでした。
混迷する日本において、大局的な見地から物事を見て、決断できる政治家が必要とされているような気がします。
投稿: 藤田敏彦 | 2011年9月12日 (月) 08時53分