おかめ塚
前日の夕食で、先方のお父さんから、勧められた「千本釈迦堂」へ行くことにしました。
この日(15日)は、もう息子も二人とも仕事で、娘と家内と3人、
これまで、京都に何度も来てますが、聞いたこともなかったので、
ちっちゃなお堂かなと思いつつ来てみると、まあ、りっぱな、しかも応仁の乱でも、奇跡的にその焼難を免れた唯一、京洛最古の国宝建造物でした。
千本釈迦堂「大報恩寺」
そこには、「おかめ塚」が祭られており、おかめ信仰があるのです。
下写真、テーマ「3人のおかめ」
この寺の本堂の造営の際、棟梁である高次が、掛け替えのない柱の寸法を切り誤って、取り返しのつかないことをしてしまったと、悩みになやんでいたおり、
その妻、「おかめ」が一心に助けを請うお祈りをしているときに、「斗(ます)組みをしては、、」という着想が
それを夫に進言して、結果的には成功するわけです。
しかし、女の提言によって棟梁としての大任を果たせたということが、世間にもれ聞こえては、、、、。と、妻のおかめは自ら自刃して果てるのです。
「おかめ塚」には、そんな大工の棟梁の妻の献身的な物語がありました。
それで、今日も上棟式に、おかめの御幣が上げられ、おかめの徳を偲び、永久堅固、繁栄を祈るのだと云われているそうです。
それと、宝物館も圧巻でした。国宝、重文がずらりと、、、。
まだまだ、京都は見ていない、すばらしいところは沢山ありそうですね。
その夜、娘を大阪に送りついでに、息子(弟)を呼び出し、また4人で食事して、新居浜に帰ってきました。到着は深夜の2時をとっくに過ぎてたように思います。
すこし、疲れはしましたが、久しぶりに家族全員+一人、がそろい楽しい盆休みとなりました。
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