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2011年6月10日 (金)

規範と規則(ルール)

規範が最も重視された時代から、ルールで社会の秩序を作ってきた時代、

今の、私たちは、どのような時代を生きていると言えるのでしょうか?

江戸時代にも、御法度はあって、それを犯すと厳しい処罰を受けなければならなかったわけですが、

当時の規範である、「孝」、、、。つまり、孝行の「孝」に照らしあわせて、それに、のっとっていたら、「敵討ち」は認められていたわけですね。つまり殺人もOKだったわけですね、

つまり、確固たる規範があったわけです。

しかし、その逆に、規範に縛られて、自分の生涯を「敵討ち」のみに費やさなければならなかった人もいたことでしょう。それも不幸なものです。

徐々に、そのような規範を重んじる社会はなくなりました。

そして、規則(ルール)さえも、見つからなかったら問題ない、捕まったら運がわるかった!!とか、法律の網をうまく潜り抜けて、とか、

表面に現れた部分でのみ、結果を自己評価するようになってきています。

つまり、精神として、もしくは規範にのっとて、「それは正しい」というような判断はされなくなって

ルール違反で捕まっては、「運が悪かった」、「法律には違反していないから大丈夫だ」とか言うようになって、

規範の薄れた社会に育って大人になった、今の私たちの世代は、

責任の取り方が間違ってきているんではないでしょうか?!

だから、責任とるとは、ただ単に「責任とってやめればいい!!」ということで収めようとするのでは?

菅総理には、責任とってやめる前に、一言、国民に対して謝罪をしていただきたい!!

今の規範無き社会の象徴とも言える、国会運営の長たる総理に、今回辞めるときには、国民に対して、「責任のとり方」について範を示す姿をお見せいただきたいものです。

私たち国民一人一人も、

もう一度、今の社会における「規範」を見直さなければならない!!

「みんながやってるから、大丈夫でしょう!!」というのが規範となってしまっては、今後の日本の復興はありえないと思います。

逆に、今回の震災は、私たちにもう一度、社会のなかで、「新たな規範」を創る機会を与えていただいてるのではないでしょうか?!

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