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2011年4月22日 (金)

日本経済のゆくえ

最近、どの本にも、日本経済の危機的状況が書き綴られています。

藻谷氏の「デフレの正体」そして、野口悠紀雄氏の「日本経済を破滅から救うための経済学」その前は、高橋洋一氏のはまってましたが、、、。

また、先日友人から薦められて、是非見ておいてと言われた、YouTubeの日本経済メルトダウンの危機と題した、大前研一氏の講演、

http://www.youtube.com/watch?v=vDtbsQXrqAE 興味のある方は、覗いてみてください。

できれば、同じシリーズで、「地震発生から1週間、福島原発、、、、。」というのがありますから、それも、見ていただければ、いかに、現政権の対応が遅いかも理解していただけれると思います。

これを見て、一気に大前研一ファンになった私は(すぐ、はまりやすいもんで、、。)さっそく「洞察力の原点」という最新の本を買ってきて読んだのですが、すうっと流し読みできる本でした。

これでは、物足らないと、またまた本屋へ行って、「資本主義の論点」を買ってきて、今読んでいます。結構、面白そうです。

本題に戻りますが、これまでの私の感想としては、今の日本の経済状況があまりにも、財政破綻した、ギリシャに酷似しているということです。

ギリシャ危機の本質も、政治の放漫な財政政策にありました。現在の民主党政権が行おうとしている政策も、まったく同様です。

選挙に勝つための、ばらまき政策と、その場しのぎの言い逃れ、さらには、明確な根拠と、議論なき増税論、

予算を執行するのに、足らないから増税しますということでは、国民は納得できません。

そうでなくとも、世界でギリシャの次に財政が危機的状況にある日本、ギリシャの次といわれています。対GDP比でいくと200%ですから、一般的な企業ででしたら、とっくに破綻している状況です。

それでも、もっているのは、企業を銀行が支えてゆくのと同様に、国民が国債を買い支えているからなのです。しかも国内だけで買われている国債は日本ぐらいじゃないでしょうか?

ひとたび、国民が買い支えできなくなり、海外市場へ国債を流出させれば、一気に大暴落となり、日本は破綻してしまうのではないかと危惧します。

結局、国債にたよらない国家財政を進めるためには、際限なき増税に陥ってしまうことは必定です。

今、最も進めるべきは、政治だけに任さない政策づくりではないでしょうか?経済界は経済界としてビジョンをうちだすというのではなく、

経済のプロとして、政治と協働して、関係諸官庁も同様に同じテーブルにのり、

危機的状況をどう打開してゆくのかを、模索してゆかなければならないと思うのです。

いま必要なこと!!

生半可な政治主導を放棄して、経済、中央官庁、と協働すること!!

日本は、大震災もあり、大きな試練の時、

世界からさまざまな、支援をいただいて復興を目指そうとしているとき、

しかし、日本全体の危機的状況も相変わらず続いていることを深く認識し、

今の民主党の政治家だけで物事を決めようとする、いこじな政治主導ではなく、本来の政治主導という、いい形でのリーダーシップを発揮してもらいたいところです。

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