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2008年6月 4日 (水)

実態を把握する

日経新聞が主催する愛媛日経懇話会で今日、講演会がありました。日本政策投資銀行地域振興部参事役、藻谷浩介氏の「実測!愛媛の地域力~岐路に立つ産業、観光、まちづくり~」と題した講演です。

愛媛の今後の地域政策を考える上で、非常に参考になったと思います。特に、景気がどうこうということよりも、現在の産業の実態を掴む!!ということの重要性をしっかりと肝に銘ずる事もできたと思えます。

先生が講演の中でおっしゃってたデーターは、ある程度は予測できたものの、愛媛だけではなく、首都圏でもさらに深刻な問題となりつつあることに驚かされました。

そのデーターでメモ書きしてたものだけ紹介しますと、

愛媛の小売業のデーターですが、

      売り場面積    売り上げ    

90年   156万㎡    1,45兆円

06年    201万㎡   1,36兆円

しかも、01年と06年を比べると、小売商業に従事する人の数が1万人も減少しているということでした。つまり、売り場面積は30%ちかく増えているにもかかわらず、売り上げは1000億円ちかくダウンしているし、雇用も1万人も減少しているのですから、いいわけがないのです。

その分、広島がいいかというと、愛媛より悪いし、大阪や東京はバブルの影響もでており、数値的にはかなり悪いですね。名古屋も同様でした。

何故かと言うと、人口の推移が

            00年              05年 

15歳~64歳   95,3万人        91,5万人    -38000人

0歳~14歳   21,9万人         20,0万人    -19000人

65歳以上    32,0万人         35,2万人    +32000人

つまり、15歳~64歳までのいわゆる消費者層がかなり減少しているために、小売業の売り上げが下がっていることが理解できます。また、データはメモできませんでしたが、個人の所得も下がっていました。

じゃあ、東京はというと、

               00年            05年

15歳~64歳     2405万人          2383万人      -22万人

0歳~14歳      447万人           441万人       -6万人

65歳以上      481万人            599万人      +118万人

ということですから、65歳以上の絶対数の増加はすさまじいかぎりです。

トヨタ自動車が国内でのシェアーはアップしてるのに、売り上げ台数が伸びない理由はここらにあるのでしょう!?

つまり、安いものを多く売る時代はすでに終焉しており、高付加価値、多品種を生み出さなければならないことは実感として、よく理解できました。

だからこそ、地域の資源を活用した、地域独自のものを生み出し、広く販売してゆく戦略を早く実施プログラムとしてすすめなければならないですね。

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