« 島のおばあちゃん | トップページ | 市議選を終えて »

2007年4月19日 (木)

がんばれ、まりちゃん

先日のブログに続き、灰谷健次郎さんの「いま、島で」のなかの、「がんばれまりちゃん」という女の子からの手紙の紹介の短編ですが、何年もたった今でも強く印象にのこっているので紹介します。

女の子からの手紙の内容は、

まりちゃんという障害をもった女の子が200メートルを懸命に走っているのを見て、まりちゃんたいへんだなあと思いつつ、実際にまりちゃんと同じ体験をしてみようと、その子は学校から家までの間を5往復してみるのです。

実は、まりちゃんは普通の人の筋力の10分の一の筋力しかない子なのです。そこで、まりちゃんが毎日通ってる学校までの道のりを5往復することで、まりちゃんと同じ体験をしてみようと思ったのです。

3回目くらいから、手にもつ傘が重たくて、だんだんつらくなってきて、足も痛いし、ようやく5回終えて玄関に着いたときには、倒れこむのです。

そのとき初めて、その子は、まりちゃんは毎日凄いことをしてるんだということに気づくのです。まりちゃんの強さとに感動するのです。

その短編の終わりに灰谷健次郎氏が

「よわいとされるいのちに添う優しさを、教え導かなくてはならないおとなのわたしたちが忘れ、子供がそれをしっかりと守りつづけているという事実をいったいどう考えればいいのだろうか。」

と結んでいました。

10数年前に読んだ文章なのに、いまだに鮮明に覚えています。

灰谷健次郎氏の文章は、いのちへの畏敬の念で満ちています。

私はこのころから、「弱さの強さ」についての探求が始まりました。

その弱さに内在する真の強さというものを、多くの人々と繋ぎ合わせてゆきたいと思ったのがこの頃からでした。

先日の「島のおばあちゃん」のブログを見てメールをいただいたかたの文章を読みながら、この一節を思い出してしまいました。

私の探求はまだまだです。いのちに添う優しさまでは、、、、。

|

« 島のおばあちゃん | トップページ | 市議選を終えて »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/156702/6139590

この記事へのトラックバック一覧です: がんばれ、まりちゃん:

« 島のおばあちゃん | トップページ | 市議選を終えて »